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2007年2月15日 (木)

硯に向かいて

 学校の授業で書道が始まるからと次男が学校推薦の道具購入申込書を持ってきた。次男は2年前から書道を習っているが、この書道教室では筆は自前だが他は全部教室で貸してくれるらしく、道具一式は持っていないとのことであった。

 申込書には必要物品が写真とともに掲載されていた。
「大きい筆と共に小さい筆も必要です。名前を書くのに最適!先が割れにくく書きやすい一品です。」
なるほど・・・他には、墨汁、墨汁カップ、下敷き、文鎮、、、、何!?墨汁カップ?
「大容量カップ、墨汁をこぼさず筆も立てられる優れもの!」

 どうやら墨汁をカップに入れ、そのまま筆につけて半紙へ向かうらしい。これが今ゆとり教育をしている現場の書道なのか・・・硯に向かい墨を擦りながら心を落ち着けるのが書道ではないのか。そしてそれを教えるのがゆとり教育ではないのか・・・

 私は次男へ問うた。「お前は書道教室で墨を擦っているのか?」「うん、毎回水を硯に入れてこすってるよ。墨汁は先生がちょっとだけ入れてくれる時もあるけど。」そうだろう、それでなくては意味が無い。

 じっとしていられない今の子供達には黙って硯に向かうなどさせられないのかもしれない。言い聞かせても墨汁で教室中を真っ黒にされてはかなわないという事かもしれない。しかし物事の本質を教えるのが教育の根本ではないか。きれいな字を書く練習が書道ではない。それに至る過程が書道であろう。小手先だけの事を薄っぺらく教え、詰め込み教育を批判して勉強する機会を失わせるのがゆとり教育の本質ではないはずだ。

 

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コメント

小学校ではある程度、詰め込めばいいのです・・なんて言えば叱られるかな。
でも、例えば漢字なんて小学校の時が一番頭に入りやすいと思うのですけどね。

投稿: やぶ | 2007年2月16日 (金) 17時12分

やぶ先生

 詰め込めるときにやらないのはどうかしてますよね。それにしても本末転倒な教育と思います。

投稿: クーデルムーデル | 2007年2月16日 (金) 18時25分

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