« ココログメンテナンス | トップページ | サンタさんに成りたくとも »

2006年12月 9日 (土)

嘔吐下痢ばかり・・・

 通常の外来も救急当番でも、診るものはみな嘔吐(+下痢)ばかり。夜中など一律吐き気止めの座薬を出してお帰りいただきたい衝動に駆られるが、中には虫垂炎や腸重積などが混じっている可能性がある。ということでもちろんおなかの聴診&触診は間違いなく行うのだが、もう二つ診ておくところがある。

 嘔吐腹痛で来院する場合頻度は極めて低いのだが、精巣の捻転という病気がある。タマタマがねじれて痛くなるものだが、上記のような症状で来院し、精巣の色を確認しなかったばっかりに見落としてしまうことがある。若いころに一度だけこの病気の患児を診察したことがあり、それ以来上記症状の患児は必ずパンツの中まで見ることにしている。何も触らずとも、色を診るだけで異常かどうかは判定できるので、それほど手間はかからない。

 もうひとつは咽頭・喉頭・扁桃の炎症である。この部位の炎症による違和感だけで子供たちは容易に吐いてしまう。もちろん咳き込み過ぎて吐く場合もあるので、おなかだけ診てハイさようならとはいかない。それもルーチンワークとして看護師さんとの呼吸が合えばそれほど手間のかかることではない。

 なにより手間がかかるのは、嘔吐しているときの水分の摂取の仕方を伝えることである。パンフレットを作成してこれを読んでおいてでもよいのだが、やはり口頭でも伝えた方がお母さんたちの納得する顔を見られるので、こちらも安心である。逆に伝えても??という顔をされている方には看護師から時間をかけて説明してもらっている。そのあたりのあ・うんの呼吸が図れるようだと外来はとてもスムースに流れてくれる。(とりあえずわれわれのチームはうまくいっているようだ。)

 さてと経口補水液の作り方を載せて今日は終了。

 湯冷ましまたはミネラルウォーター500mlに砂糖20g(大さじ2杯と小さじ1杯程度)と食塩1.5g(小さじ1/4程度)をよく混ぜたらできあがり。できたら果汁を少量加えると飲みやすくなる。でも吐き気止めを使ってすぐにコップで飲ませたらNG。スプーンなどを使って少量ずつ5分おきくらいに飲ませて吐かない事を確認して。

|

« ココログメンテナンス | トップページ | サンタさんに成りたくとも »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/144860/4477208

この記事へのトラックバック一覧です: 嘔吐下痢ばかり・・・:

« ココログメンテナンス | トップページ | サンタさんに成りたくとも »