入らんもんは入らん・・・
J発足当時からのレッズファンである。サポーターという言葉もよくわからぬまま応援を始め、Jの連敗記録もJ2への降格もじっと我慢してきた。サッカーの内容も素晴らしいものに変化してきたと感慨に耽っていたら、ここ数年なんらかのタイトルを奪取するまでになってしまった。でもって今年は後一歩でリーグ優勝のところまで来ている。
昨日はテレビにかじりついて対グランパス戦を見た。レッズ自身はいつものサッカーをしているのだが、グランパスの動きが予想以上に素晴らしかった。パスの出所だけでなく受け手に対する寄せが早く余裕のないプレーが続いた。しかし個々の力に優れるレッズがここ一番でかわし、幾度となくグランパスのゴールを襲った。それでも一点が奪えない・・・入らない時は入らないものである。これは苦しいと思っていた後半残り10分で内館が相手FWに競り負けてしまった。一点のビハインド。小野や達也の投入も輝けぬまま敗れてしまった。
実は来週優勝の瞬間を見ようと対ヴァンフォーレ戦のチケットを購入していたのだが、そうはいかなくなってしまった。う〜〜ん惜しい・・・代表でも力の限り走り続けた鈴木や闘利王が鬼神のように駆け回っていたのに。
そういえば代表戦はようやく昨夜のBSで録画を確認できたが、サウジアラビアがこんなに弱いチームだったかと目を疑ってしまった。それは日本代表が素晴らしい試合をしたからに他ならないと思いたい。なにしろサウジアラビアは身体能力にも優れ、決して2点差以上の勝ちを狙うなどできる相手ではなかったのだから。ただ一つ気になったのはパスのスピードである。セルジオさんは前の代表より弱くなったとしきりに言っているが、一対一の対応とこのパススピードに関しては明らかに現代表は劣っている。Jのレベルから脱していないのだ。これでは横パスなどを狙われてしまうだろうし、一対一で苦しくなった時のパスは相手へのアシストに成りかねない。これは当たり前の事だが、人間の走るスピードより蹴られたボールのスピードの方が早い。これを生かさないと世界では戦えない。オシム監督にはそのあたりの改善を代表を応援する一人としてお願いしたい。
という久しぶりのサッカー評でした。
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