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2006年9月 1日 (金)

茶番

防災の日である。

各地で防災訓練が行われ、政府も総合防災訓練を行った。

首都直下型地震により多数の死傷者が発生し、緊急対策本部が首相官邸に置かれた。そこで首相みずから「大規模な被害が発生しています。国民の皆様は冷静に対応して下さい」などと声明をあげた。そして日銀総裁と東京都知事とテレビ会議を行った・・・

ちょっと待て・・・

その状況でみんなパリッとした作業服を着こなしてというのはまだ許そう。しかしテレビ会議が本当に可能なのか?ライフラインはズタズタにされ、電気ガスなどつくはずもなく、無線ですら混線しまくるはずの状況でテレビ会議??

確かに電源は首相官邸なら自家発電で何とかなるかもしれない。首相官邸だけでなく市ヶ谷の自衛隊も地震やNBC攻撃に対する防御設備は整っているようで、衛星を使ってテレビも使えるのかもしれない。でもそれじゃあ訓練にならないではないか。

自衛隊の所有する無線を使用して、最悪の状況下での指揮を確認するのでなければ訓練の意味はなかろう。

もちろん今回の目玉である米軍と韓国消防局による海外支援隊参加は非常に有意義だったと思うが、基本となる指揮所があれでは茶番劇としか映らない。

神戸の震災で神戸市が司令を出せたか?新潟はどうだったか?瓦礫の下への救出作戦は良いがそこまでの輸送・到達は訓練しないのか?救出した人は何処へ運ぶのか。病院も壊れているぞ。後方へ搬送って後方とはどこだ?火事が起こってもスプリンクラーなどは働かないかもしれないぞ。火事が猛烈な熱風を巻き起こし、上空からの消火なんてできないぞ。火を遮断する方策はあるのか?どこへ誘導するのだ?誰が??すべての人を助けることは出来ない。それでは見捨てるのはどこか?重点的に避難させるのはどこか?何処に避難させたらよいのか、それを知る術はあるのか?

訓練のための訓練ではなにも解決されない。

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コメント

こんばんは

おつかれさまです。

訓練のための訓練。確かにそうですね....(笑)
訓練の予定が決まっている訓練は意味がないですね。

蓋をあけるまで、何が起こるかわからない。その想定災害で生き残ったライフラインを探して使うのでないと、実際には役に立たないですね....

ホント茶番です。

投稿: befu | 2006年9月 1日 (金) 21時49分

befu先生

各々の場面で何が出来るのかを模索するのは当然ですが、総合防災訓練では連携がどうとれるかを試す絶好の機会であり、その必要があると思うのです。
私たち医療人はこれらを反面教師としなくてはなりませんね。病院における停電などの非常時の態勢の演練もそうですし、emergency callへの対応もしかりで、なあなあを繰り返しているととんでもないことになります。

投稿: クーデルムーデル | 2006年9月 2日 (土) 04時41分

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