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2006年8月31日 (木)

検査器械の耐用年数

レノグラムの測定器が壊れてしまった。

とりあえず応急処置?で一日だけのstopで稼働し始めてくれたので事なきを得たが、このレノグラム、20年以上使い続けているようで、もう替えの部品がないという。

レノグラムは腎臓をやっている医者には必需品である。水腎症の精査&フォローアップでは欠かせない。我々の施設では小児科だけで週に数件オーダーしている。医療用放射性物質をカウントする極単純な器械なので、気にもとめていなかったが、そうとうガタがきているようだ。

資材課に頼んで買ってもらうほかないのであるが、おそらく当初予算にはいっていなかったものであるから、年内はこれをだましながら使うほかないであろう。

話しはかわるが、朝日新聞の一面に自衛隊がイラクに残していった医療用器械の話しが出ていた。新生児のクベース(保育器)は非常に役立っていて新生児死亡率が格段に向上したとのことであったが、尿の分析器は壊れ、その他の器械も説明書きが日本語のため何の器械かもわからない状態だという。日本における耐用年数からすると全く問題なかったのだろうが、ほこりと砂の世界でデリケートな器械がどれだけ耐えうるのか、またそれを整備できるのかを予想しなかったのだろうか・・・なんだかいつもの自画自賛ODAのようになっているのかもしれない。

それでも日本国内なのに壊れてからさてどうしよう・・・って言っているくらいだから仕方ないかもね。

とにかく患者さんの不利益にならないよう皆で頑張ろう。

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コメント

移転おめでとうございます(?)

お疲れ様かな?

イラクに置いてきたODAの医療機器に関して、僕が見てきたことに限って、コメントさせていただきましょう

僕は昨年の5月から8月の期間、第6次群で参加しておりました

医療機器を病院に持っていくときは、英語のマニュアルを必ず必ず添付あるいは作成していたし、引き渡すときにはもちろん詳しく説明していました

しかし、しばらくするとマニュアルはどこかに消えてしまうし、メンテナンス不良で機械が壊れてしまう

もちろん、技術者の中には非常にやる気があり、しっかりとメンテナンスを行うところもあるのも事実です

もう一つ加えるならば、納入した機械はほとんど現地の医師たちの希望の品です

イラクの医師は、良かれ悪かれ知識はあるし、プライドも高めです

そうすると、要求する機械はどうしても非現実的なハイテクマシンになりがちなのです

それを何とか言いくるめて現実的でメンテナンスがあまり大変でない機械に変えていくのです

そのあたりのことは、業務支援隊で参加していた医務官ポストの先生がかなり苦労されていましたよ

以上、差し出がましいようですが長々とコメントさせていただきました

投稿: 目黒クリニック院長 | 2006年9月 1日 (金) 09時33分

目黒クリニック院長さん

それで合点がいきました。やはり朝日新聞のやらせ的発想報道だったわけですね。いやはや本質をみるのは難しいですね。

コメントありがとうございました。

そしてこの題材を取り上げて良かったと思いました。

投稿: クーデルムーデル | 2006年9月 1日 (金) 10時45分

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